第12回 車石・車道シンポジウムのご案内
テーマ -車石の溝形成を考える−
車石の溝は初めから彫ったものか、自然発生か
今回は、車石の最大の謎と言われてきた形成について取り上げます。初めから彫ったとする人工説と自然に形成されたとする自然説についての発表をもとに、考えます。
これまでのシンポジウムでは、報告についての質疑・討論の時間がほとんど取れませんでしたが、今回は、人工説・自然説の報告の後、時間をしっかり取る予定です。報告についての質疑はもちろん、日ごろ疑問に思っていることを出し合い、形成説について深めていきたいです。
【報告】
●あいさつ …佐藤賢昭
●溝の形成説
①「人工の溝」か「車輪の跡」か …故近藤昌弘氏遺稿
②車石の溝形成「人工説」批判と自然説の論証 …久保 孝
③土木屋が見た車石の溝 …坂下泰幸
●車牛・物流路など
④日本人は牛を愛おしむ、牛はその期待に応える …八木平蔵
⑤若狭・敦賀・日本海から琵琶湖へ …秋里悠兒
⑥大黒屋伝兵衛さん一件 …武内良一
【会場展示】
・東海道・竹田街道・鳥羽街道の車石(写真)
・前山崎廣会長の資料から
・故近藤昌弘氏の資料(「二条城御蔵米諸色帳」〈原本のコピー〉、昭和6年出土逢坂山車石列 写真、遺稿「逢坂山」など)
・車石の拓本レプリカ(典型的な車石、十文字車石)、車石の拓本
【日程】
■日時・・・2015(H27)年8月30日(日)午後1時10分~5時
(開場1時、展示あり)
■会場・・・アスニー山科(京都市生涯学習総合セ
ンター山科)(地下鉄・JR・京阪山科駅から徒歩5分)
■参加費 資料冊子代1000円(会員以外)