2021年の3月初め、山科区西野にお住いのAさんから、研究会のHPを通して、ご連絡がありました。
「家の解体にあたり、庭にありました車石を孫の通っている御所東小学校に置いていただくことになりました。ついては、車石については『牛車の通り道』とぐらいしか知りませんので、いろいろと知りたく冊子などを紹介してほしい」
とのことでした。車石を学校に展示し、子どもたち、ひいては保護者や地域の人たちに伝えていくことは研究会活動の大きな柱ですので、喜んで協力させていただきました。
さっそく、車石を見せていただき、学校への搬送や説明板の手配をするとともに、3年生以上の子が理解できるように、できるだけ難しい言葉を減らし、ルビも振った説明文を用意しました。Aさんや学校の先生に見ていただき、A3版の大きさにラミネート加工し説明板に貼っていただきました。
Aさんから、「亡き主人が大好きであった桜の時期に合わせて設置していただき、学校で孫の元気な姿が見守れ、喜んでいることと思います」とのお礼の言葉をいただきました。(車石はもとより、車石の搬送および説明板はすべてAさんのご寄付です。)2021.4.29